ポータブル電源はモバイルバッテリーにくらべて多くの出力ポートを実装しています。
代表的な出力ポート
- 100V AC出力ポート 1口~6口
- USB-A2.0 ポート
- USB-A3.0 ポート
- USB-A QC(クイックチャージ)対応 ポート
- USB Type-C ポート
- USB Type-C PD(パワーデリバリー)対応 ポート
- シガーソケット
- DC(直流)ポート
- Qi対応
AC出力ポートのチェックポイント
AC電源出力ポートはポータブル電源の最大の特徴ですので、下記のチェックポイントを抑えておきましょう。
- 3層コンセント(アース端子付き)を挿せるタイプのコンセントかどうか
- ACコンセントの数
- コンセント1つあたりの出力ワット数(定格出力)
- 正弦波か疑正弦波か。コンセントと同じ正弦波のほうが機器トラブルは少ない。
- 出力周波数(50hz/60Hz)切替可能かどうか。
- 出力電圧(100V/110V)
純正弦波、矩形波
ポータブル電源やUPSの交流出力には純正弦波と矩形波、または疑似正弦波(修正正弦波)があります。
接続する家電背品や機器によっては、純正弦波ではないと正しく動かないものもありますので、極力純正弦波のポータブル電源を選ぶと良いでしょう。
東日本は50Hz、西日本は60Hz
商用電源は、地域によって50Hz(東日本)と60Hz(西日本)に分かれています。ポータブル電源では、AC出力のヘルツ数を50Hzと60Hzで切り替え機能がついている製品、ヘルツが固定の製品がありますので注意が必要です。
ただ、ほとんどの家庭製品やACアダプターを使うデバイスは50Hz/60Hzを自動的に判断するインバーターが内蔵されている可能性が高いため、殆どの場合だ問題なく使用できると思います。
USB-A 2.0 ポート
5V 0.5A 最大2.5W の電流を供給できる規格。最近のポータブル電源ではUSB3.0が主流のため採用されなくなってきています。
USB-A 3.0 ポート
端子が青く塗り分けされたUSBポートで、5V0.9A最大4.5Wの電流を供給できる規格(USB規格)です。現在のポータブル電源のUSB端子はこちらが主流となっています。
USB-A QC(クイックチャージ)対応 ポート
従来のUSB規格とは別に、スマートフォンやモバイルデバイスに電源を供給できるように拡張された規格です。
- QC1.0 5V 2A 最大出力10W
- QC2.0 5V-3A、9V2A、12V1.67A で最大出力18W
- QC3.0 3.6V~20Vまで200mV刻みで可変。供給電流は2.6A、4.6A。最大出力18W
USB Type-C PD(パワーデリバリー)対応 ポート
通常のUSB Type-Cは、5V3Aまで電源供給可能です。USB PD(パワーデリバリー)規格だと最大100W(PD3.0)の電源供給可能となります。 また、一部のポータブル電源では「入力ポート」としても使用可能です。
最近のアップルのノートパソコンもUSB Type-C対応となっていますので、今後はこのUSB Type-C PDポートが主流となっていくと思われます。
ポータブル電源を選ぶ際には、USB Type-CのPD対応のものを選ぶと良いでしょう。
シガーソケット
多くのポータブル電源には、「シガーソケット」対応の出力ポートを持っています。車載用のデバイス(掃除機、ポット、ミニ冷蔵庫、扇風機など)をそのまま使用することができます。一般的に12V10Aであることが多いです。
DC(直流)ポート
12Vの直流の出力できるポートで、DC5521という規格のものが多いです。
Qi(チィ)出力 無接点充電
Qi対応のスマートフォンであれば、置くだけで充電可能です。