ポータブル電源を選ぶための比較項目

  • 2021年12月16日
  • 2021年12月20日
  • 選び方
  • 255view

ポータブル電源を選ぶためにチェックすべき項目をリストにします。基本機能と拡張機能に分類します。BMS(バッテリーマネージメントシステム)で過電流、過電圧、温度上昇などの安全対策のためのバッテリー管理については、ほとんどのポータブル電源にあり、大きく差がないため選び方からは割愛します。

基本機能

ポータブル電源についてまだよくわからない、と言う場合は基本機能の項目だけチェックしましょう。

  1. バッテリー容量(Wh)
  2. 定格出力(W)
  3. 最大出力(W)
  4. AC出力波形が正弦波かどうか
  5. AC電源出力数(口数)
  6. USB Type-C PD出力の有無とワット数
  7. USB端子の数(USB3.0の数)
  8. シガーソケット入力の有無(車で充電可能か)
  9. ソーラーパネル充電の有無(専用ソーラーパネルの販売があるか)
  10. 重量、サイズおよび持ちやすさ

拡張機能

ポータブル電源の選定に慣れてきたら、プラスアルファの拡張機能も検討してみましょう。

  1. 安全性(リチウムイオンバッテリーの種類)
  2. PSEマークの有無(電気安全規格を取得しているか)
  3. Qi充電対応か
  4. パススルー機能の有無
  5. UPS機能の有無
  6. 急速充電対応(充電時間)
  7. LEDライト機能
  8. 移動しやすさ(大容量でキャスター機能)
  9. 防災安全協会推奨製品
  10. 自己放電率(保存性)
  11. 周波数切替機能
  12. EV充電機能
  13. バッテリー増設機能

キャンプ用か停電対策用かBCP対策(ビジネス)用か

ポータブル電源を購入するにあたっては、どの用途で使用することを前提にするかで選定が変わってきます。もちろん「全部に使いたい!」というわがまま用途でもOK!とにかく、基準を決めないと選定がスタートしません。

用途別マトリックス表

項目キャンプ用停電対策用BCP用避難所用
個人
家族・コミュニティ
会社・団体
自治体・公共施設
学校・幼稚園・保育園
病院・介護施設

キャンプ用としては、いわゆるテントを張るキャンプや遠足で電源が使える場面を想定しています。

停電対策用は地震、台風、竜巻、雷、変電障害など現代では停電になる可能性が以前よりも高くなっているため、備えあれば憂いないです。

BCP用も基本的には停電対策ですが、UPS(無停電電源装置)の代わりにパソコンや周辺機器、レジスター、自動ドア、防犯カメラなど急な停電でデータが失われるリスクを回避するためにポータブル電源を使用できます。

避難所用としては、もっと大きな電力を使う発電機などが導入されている場合もありますが、発電機は定期的に保管用のガソリンをメンテナンスしたり、設置場所がなく騒音が発生したりするので、ポータブル電源の「クリーン」なエネルギーにシフトする自治体も増えています。

使用する個人や団体によって、ポータブル電源を使う用途が変わりますので上記の表は参考程度で見ていただければと思います。

上記の他にも、節電用、DIY用、店舗用、冷凍庫用など細かい用途によって選定が変わると思いますが、このページや基礎知識を参考にご判断ください。

選び方の最新記事8件

>電池屋おすすめポータブル電源

電池屋おすすめポータブル電源

電池屋がおすすめするポータブル電源は、とにかく安全であることが条件です。 OUPESのポータブル電源は、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用しており、また、しっかりとしたBMS(バッテリーマネージメントシステム)によって温度管理されているため発火の危険性はかなり低い製品です。 それ以外にもサイクル寿命が2000回以上、残り使用時間が見える、USB Type-C PDで60W出力可能など基本機能がしっかりしているポータブル電源です。

CTR IMG